このページでは、ビルにおけるよく見かけるさまざまな設備に関して「これはいったい何だろう?」という疑問に対して役割を写真でご紹介していきます。
2.ビル屋上の設備について
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キュービクル式高圧受変電設備(きゅーびくるしきこうあつじゅへんでんせつび)
発電所から変電所を通して送られてくる6,600Vの電気を100Vや200Vに降圧する受電設備を収めた金属製の箱のことです。多くの電気を必要とする商業施設や店舗、工場、オフィスビルなど、さまざまな施設に設置されている小規模の変電所ともいえます。
キュービクルができるまでは、電気室や変電室と呼ばれる部屋で変圧していましたが、施工費用の削減と縮小化を図り、安全性を保持して変圧に必要な機器を1つの箱体(キュービック)に収めたことからキュービクルと呼ばれるようになりました。今でも大型設備が必要な建物やキュービクルが設置できない建物などは電気室などで変電しています。
集合計器盤(しゅうごうけいきばん)
それぞれのテナントや居室の電力を計量する、電力メーター等の計測機器を集中管理するのに適しています。
脱気筒(だっきとう)
屋上の防水層と下地(コンクリートなど)の間に発生した水蒸気を排気するための筒のことです。
屋上の下地は、日常の雨や屋内の湿気・水分を含んでおり、昼夜の温暖差や太陽の熱により水蒸気を発します。この水蒸気が下地と防水層との間に発生すると防水層の膨らみや、シワの原因になります。防水層が膨らむことで下地との密着が不良になってしまいます。そうすると防水層の耐久性が弱くなり劣化を促進してしまい、後の雨漏りなどの原因となってしまいます。そうならないように、湿気を排気する脱気装置が脱気筒です。
防水シート(ぼうすいしーと)
塩化ビニールやゴムでできたシートを専用の接着剤や金具で固定します。 最近は塩化ビニール製のシートで施工することが一般的で、耐用年数は約10年~15年程です。
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