テナント仲介や管理に強い会社とは

オーナー様の中には、テナントが抜けたまま後継テナントが決まらずに空室状態の物件を持って困っている方も少なくないのではないでしょうか。

  • 仲介業者に任せてもなかなか良いテナントを連れてこない。
  • 借りたいというテナントが現れても自分の希望に合わない業種で管理面に不安。

等々。

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地元の不動産屋が頼りにならなければ、やはり店舗事業不動産専門の業者に依頼することお勧めします。店舗事業用不動産専門業者といっても最近はいろいろありますが、どの業者もテナント誘致専門で仲介や管理業を行っているので、空物件を紹介する先(テナント)の保有数が近所の不動産屋とは比較になりません。物販業、サービス業、飲食業等、業種も多種多様です。その中で、地域性・立地観・視認性等を鑑み、物件の構造・規模、設備等も考慮し、最適な業種のテナントを紹介してくれます。たまに、近所の不動産屋から大手企業のテナントの名前を知らされ、出店に興味を持っているという話を受けた覚えのある方は、そのテナントを紹介していたのは、実は店舗事業専門不動産会社だったかもしれません。特に、テナント誘致に力がある会社とは、テナントとの間にどれだけ深い信頼関係を築いているかにかかっています。簡単に言うとテナントにとっての「提灯持ち」を買って出る仲介業者が強い訳です。そして、顧客化しているテナントの数が多ければそれだけ誘致力も強くなります。

ただ、仲介業者にテナントとの固い関係性があると、空物件を抱えるオーナー様としてはテナントにとってより有利な条件で契約を締結させられてしまい、賃貸借期間中や賃貸借終了時に不利益を被る可能性もあるのではないか?と心配されるかもしれません。

そこで、「餅は餅屋」ではないですが、事業用不動産専門の管理会社もあります。居住用と違い、事業用は原状回復や契約形態等も特殊な場合が多く、契約書の中身も居住用では見慣れないような条項もあります。空室は早く埋めたいという思いはオーナー様共通の願いとは思いますが、焦るあまりテナントの要望ばかりを受け入れてしまわないよう注意が必要です。それには、店舗仲介・管理の業界に精通した会社に任せるのが良いでしょう。

 

「でも、やっぱり任せきりは不安…」と思われるオーナー様は、ちょっとした理論武装をしてみては如何でしょうか。つまり、「どうしたら自分の空き物件にテナントを誘致できるのか」というノウハウの触りだけでも知識にしておくのです。どんな業種のテナントがもっとも自分の物件にマッチするのか?それには、ご自身の物件の店舗区画の所在階(1階?上層階?)、地域特性(ベッドタウン?)、立地特性(駅前?商店街の中?住宅街?)の3視点から類似している町を見つけて散策気分で歩いてみてください。単純に両隣の駅だけでなく、沿線の始点と終点の駅の次に乗降客の多い駅や、都心部に向かう支線があればその中でご自身の駅と同じぐらいの乗降客の駅で降りてみて散歩してみましょう。散歩するときの意識が変われば、発見するものが変わります。

例えば、「こんなカフェあったんだ」、「ここの1階に雑貨屋なんてあったっけ」、「この店は昔から寝具屋だったのに、いつマッサージ店に変わったんだ」等々。このような発見が知識になることで、仲介や管理を委任した会社と誘致するテナントについての意見を交わすことができるようになり、ご自身の所有する不動産の価値を一層高めてくれるより良いテナントと出会うことができるでしょう。

 

 

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By | 2016年11月15日

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