不動産ファンド

今回は皆様も一度は聞いたことあると思います、【不動産ファンド】に関してご案内いたします。

はじめに「不動産ファンド」とは

投資家から集めた資金をもとに不動産を運用し、その収益を投資家に分配する仕組み・組織のことです。
投資のプロフェッショナルであるファンドの建物以外の運用対象例として「株式」「債券」「太陽光発電施設」「船舶」「航空機」が挙げられます。

 

不動産ファンドの種類

その種類は、A「不動産特定共同事業」とB「不動産投資信託(REIT)」の2つです。

A : 不動産特定共同事業とは、不動産特定共同事業法という法律で規定された特定の事業を共同で行います。不動産特定共同事業は、まず複数の投資家が事業者に資金を出資します。そして、不動産会社を中心に物件選定や物件の売買契約を行い、投資対象となる不動産を取得します。そして、その収益を出資者に分配するという事業になります。

B : 不動産投資信託(REIT)とは、投資者から集めた資金で不動産への投資を行い、そこから得られる賃貸料収入や不動産の売買益を原資として投資者に配当する金融商品です。

 

AとBの共通点と相違する点

どちらも不動産を対象に投資して、運用し得られた収益を分配する点は同じです。
相違する点は下記表です。

A「不動産特定共同事業」B「不動産投資信託(REIT)」
従う法律不動産特定共同事業法投資信託及び投資法人に関する法律
投資先不動産不動産投資法人
流動性低い高い
相場変動低い高い
期間半年~3年程度1日~
景気変動受けにくい受けやすい

さて、ここまで不動産ファンドについてご案内してきましたが、それでは実際に不動産を所有し運営して収益を得る場合との違いを表と文章を用いて確認しましょう。

 

不動産ファンドと実物不動産の違い

不動産ファンド実物不動産
所有権所有権なし所有権を得る
利回り一定の範囲内物件によって異なる
対象物件ホテル、物流倉庫、オフィスビル、マンション、ヘルスケア施設など多様な不動産商業不動産、マンション、賃貸住宅などが多い
収入時期不動産投資信託(年1,2回) 不動産特定共同事業(年3~6回) ※ファンドによって異なります。家賃として基本的に毎月
運用・管理投資法人オーナー自身

 

 

所有権

決定的な違いとして所有権です。不動産ファンドは出資するだけですので、出資者が不動産の所有権を持っている訳ではございません。実物不動産は自らオーナーになるので、登記を自身の名前で行い所有権を得ます。

 

初期費用

実物不動産では初期費用として数百万円や数千万円などを要し、不動産所有には印紙税や登録免許税などが必要です。また複数の不動産を所有するためには、資金力が必要となります。

不動産ファンドでは、安価な場合は1万円から不動産ファンドに投資ができます。

 

利回りの高さ

実物不動産では、物件の管理や運用を所有者が行う(又は業務委託する)ので、条件によっては高い利回りで収益を得ることが期待できます。
不動産ファンドでは、ファンドの組成費用や運用会社に送る運用費用などが必要です。そのため、利回りを低く設けているファンドも多々あります。

 

物件の運用・管理

不動産ファンドでは、運用会社が物件の運用や管理を行うので、投資家は運用や管理に関わりません。
実物不動産では、オーナー様側で様々な賃貸管理業務が発生します。空室対策、入居者とのやりとり、リフォーム、清掃など、様々な業務がございます。

弊社、総合施設管理では「商業ビル」「オフィスビル」「商業施設」をメインとした不動産のビル管理運営業務を行っております。オーナー様に代わって管理運営業務を行っておりますので、小さなお悩み事、不安等ございましたらお気軽にご相談ください。

 

 

 

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By | 2023年5月17日

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