汚水槽とは
便所からの排泄物を含む汚水を一時的に貯留する槽のことです。なお、合併槽とは、便所からの排泄物を含む汚水のほか厨房施設、入浴施設などからの雑排水を併せて一時的に貯留する槽のことです。
汚水槽は公共下水より低い位置にトイレ等を有している建物の地下に設置されているものです。地下にトイレがある建物にはほとんどの場合、汚水槽が設置されております。
理由としては、公共下水は地上付近にあるため、地下からの汚水は自然に公共下水に流れていかないからです。そのため、汚水槽に汚水を一度貯めてからポンプで地上付近の公共下水に流す必要がございます。
ちなみに、
雑排水槽は建物内の洗面や流しなどの排水(雑排水)を溜める槽です。 なお、地上階は自然勾配を使用することが一般的で、地下は排水を貯めてポンプで排水をします。(自然勾配では公共下水の位置より低い位置になるため。)
※汚水槽と雑排水は似ていますが、役割が違いますので、ご注意ください。
対応年数について
汚水槽の対応年数は使用頻度にもよりますが、7~10年となっております。
7~10年くらい経過すると不良が起こる可能性が高くなります。
清掃・点検について
建築物衛生法に基づき、汚水槽・雑排水槽など特定建築物に設置されている排水槽には、6か月に一度、定期清掃が義務付けられています。
清掃完了後、作業報告書を作成します。報告書に記載する項目は主に以下のものがあげられます。
項目一覧
施設名、住所、作業日、作業時間、作業責任者、作業人数、施工箇所、使用車両、使用器具、作業内容、作業結果、写真
清掃が必要な理由
清掃を怠ると悪臭の発生、衛生害虫の発生、排水管詰まり、排水ポンプの不良が発生する可能性があります。
また、被害がひどい状況となった場合、被害者から訴えられてしまうケースもございます。
点検費用について
詳細なお見積り、ご相談は下記の「ビルマネジメント概算お見積り」もしくは当社までお問い合わせください。
詳しい料金は「ビルマネジメント概算お見積り」にてご確認ください。
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